CADが支える産業社会

CADとは、コンピュータによる作図を可能にするシステムのことです。
CADが普及する以前は、図面を描くためには製図用の大きな机や製図台、そして大きな紙、線を書くためのシャープペンシル、消しゴム、そして定規などが必要でした。
もちろん定規は直線用もあれば曲線用も必要で、とにかくたくさんの文房具が必要だったのです。
それでいて、人間の手で描く以上、時間的な限界がありました。
しかも書き直しということになれば、ほぼ最初からやり直しというのが普通でした。
間違えた部分が少ないなら消しゴムで消してということも可能ですが、あまり多くの部分を消すと図面が汚くなってしまいました。
CADの時代になって、コンピュータとソフトウエアがあれば、それだけで作図が可能になりました。
しかも人間が描く線と違って均一できれいな図が描けるうえ、描き直しの場合も作業が簡単です。
何よりも、データの使い回しをすることが可能ですから、以前に使ったデータを新規作図に流用するなど作業効率が格段にあがりました。
出来上がった図面の納品に際しても、電子データですからインターネットを介してメール等で即、相手に届けることができます。
CADによる図面作成作業の効率化が、産業全体を底から支えていると言っても過言ではありません。


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